新型メルセデス・ベンツSLS AMGに乗っていたこの男性が不運だったのは、スイスではスピード違反の罰金が一律ではないことだ。超過したスピードと運転手の年収を基に罰金を決定するという、フィンランドの交通規定と同じ累進徴収制度が採られている。2002年には、制限速度50kmのところを75kmのスピードで走行したノキア上級副社長のアンシ・ヴァンヨキ氏が890万円もの罰金を支払ったことがあった。
さて先ほどの男性の話だが、結局、スイスの公道における過去最高速度でのスピード違反となり、その罰金はなんと驚きの8620万円! スイスには時速200kmまでしか捉えられない旧型のスピードカメラが多いが、これがまた運の悪いことに300kmのスピードもキャッチできる最新型カメラで捕まったようだ。ちなみに男性は「スピードメーターが壊れていた」と陳腐な言い訳をしたらしい。
我々の知る限り、今回の件はスピード違反の罰金として過去最高額になるのではないかと思う。しかし今年4月、20歳の若者が父親のブガッティ・ヴェイロンを運転してスピード違反で捕まった。その罰として2億円のブガッティが永久に押収されるという事件があったことを付け加えておこう。
[Source: The Telegraph]
タクシーでのスピード違反の罰金(交通違反金全て)は自腹です。払えなくて行方不明になった人いましたなあ。(労役選んだのだろうか?)
私が知る限りでは会社が貸付はしてくれるようですが、交通違反金は一切貸付しないところもあるようです。 さらに大幅なスピード超過ですと一発解雇対象になるとこも。