元パチンコ雑誌編集者のA氏はこう言う。
「今、仮に全国のパチンコ屋に爆弾が落とされて、パチンコが全部なくなって、店員と客が全員死んだとしても、日本のGDPは変わらないか、むしろ上がると思います。それぐらいにこの業界はどうしようもありません。私もあまりのバカバカしさに嫌気が差して、パチンコ雑誌を辞めました」
パチンコの何が問題なのか。A氏は、まず、「ゲーム性のなさ」を挙げる。
「パチンコは極論を言えば、ハンドルをひねって自動的に玉が弾かれるのを見ているだけのゲームです。昔は『技術介入』といって多少のテクニックが 必要でしたが、今はほとんど関係なくて、玉が出るかでないかは、運で決まります。パチンコ台にはハンドル以外にも『チャンスボタン』というボタンが付いて いるのですが、液晶画面に『押せ!』と出るから押すと画面がピカっと光って何か嬉しいというだけで、当選確率が変わるわけではないのです。今時、幼児の知 育玩具だってもっと気の利いたことやってますよ。ちょっと正気の沙汰じゃないですよね」
最近は液晶画面の演出が凄いなんていう話もあるが、聞けばそのバカバカしさは開いた口がふさがらないものなのだ。
「代表的なパチンコ機に『海物語』 というのがあって、マリンちゃんというビキニの女の子がキャラクターを務めています。抽選が始まると、このマリンちゃんが出てきて、『ガンバレ、ガンバ レ、あとちょっと!』と応援してくれるんですが、外れると『ゴメンね』とか言いながら、タッタラタッタラタッタッタ♪ なんていうB GMとともにどっかに行ってしまう。これが日本で一番有名なパチンコの演出です。こんなバカなものに振り回されて、借金をつくって自殺する人もいるぐらいですから、どうかしてます。
こんなものが面白いとか言っている連中は、ズギャーン、チカチカっていうパチンコの音と光に頭がイカれているだけです。液晶画面がまぶしくて、ウワっと思って、目をそらしても台自体がバカみたいに光っているので、逃げられませんから。」(同前)
現在のパチンコ参加人口は約1,700万人、市場規模は約21兆円と言われる。やったことがない人はそれだけ聞くと、「どんだけ、面白いゲームなのか」と思われるかも知れないが、まともな神経を持ち合わせていたら、台の前で10分と我慢できないのがパチンコなのだ。
こんなものでもやっている人がいるのは、「パチンコが儲かる」という幻想に取り憑かれているからだが、もちろんギャンブルであるから、やればやるほど損をするのがオチだ。
「パチンコというものは、10回も行けば1回は勝つものです。調子が良ければ、1時間で5万儲けることも可能。まれに1日で10万とか20万ぐ らい稼げることもある。それにたまたま当たってしまうと、ワンランク上の人間になったような気になるんです。人間の心理というものは勝ったときのことだけ 覚えていて、負けたときは忘れてしまう。それでいつか取り戻せると思って、ハマっちゃうわけです」
ブッチNEWS 2013/6/18
兎に角違法ギャンブル野放し状態ですね。絶対おかしいぞ! 生活保護問題取り上げたほうが人気取りできるんでしょうけど自殺者まで出してるパチンコ問題のほうが優先順位高いでしょうが。 そう思いませんか?人気取り議員さん?