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taxicab.jp > ブログ > オススメ > 放射能汚染による自衛隊の知られざる特攻

原文は以下の通り

東日本大震災から2年を迎えた今でも、未だに語られていない「秘話」がある。原発事故の対処に急派中の自衛隊・中央特殊武器防護隊(中特防)に、その特命が与えられたのは、震災発生から約1カ月後、4月上旬のことである。国土交通省からの極秘の要請だった。「原発事故で避難指示区域内の工場から、ある部品を一刻も早く入手して頂きたい!」ある部品とは「電刷子(でんさつし)」。簡単に言えば、電車を動かすモーター部分の極めて重要な「金具」だった。国交省幹部が深刻な口調で続けた。「その『金具』がなければ、JR西日本の全エリアを走る、新幹線を含む、2300両もの電車が動かなくなる――」「金具」をJR西日本に卸している日立化成の広報担当者によれば、その「金具」は、電車の稼働とともに摩耗するため、定期的に取り替える必要があった。

しかし、「金具」の工場が立入禁止区域に指定されてしまい、供給が途絶えていたのだ。

影響は深刻だった。すでにJR西日本では、在庫の「金具」だけしか使えないため、間引き運転せざるを得ない非常事態に追い込まれていた。しかも、そのまま供給がなければ、2300車両が完全ストップしてしまうという最悪の事態は現実的な問題だったのである。

「金具」が保管されていたのは日立化成の関連会社の工場。福島第1原子力発電所から約15キロ北西の全住民が避難した浪江(なみえ)町にあった。高レベルの放射線が検知され、全住民は避難。立入も禁止されていた区域である。

国交省も震撼していた。1日だけでも500万人という膨大な人の流れと大規模な物流に影響する事態は、日本経済そのものへの深刻なダメージも危惧されたからだ。

中特防に躊躇する余裕はなかった。陸上自衛隊監部関係者によれば、中特防と日立化成の関連会社の社員は極秘の“特攻チーム”を編成。中特防は、工 場に向かうまでの間、放射線レベルの計測を継続し、緊急救助に備えた。そして「金具」の確保に成功した社員の除染も敢行したのだった。

社員たちと自衛隊員の勇気は、人知れず、西日本のみならず、日本そのものを救っていたのである。

文「週刊文春」

 庶民の知られざるところでこのような日本の大動脈を脅かしかねない自衛隊による特命行動があったとはよくぞ「週間文春」公にしてくれたと感謝の念を抱かずにいられない。 日本の自衛隊は正に国民と日本を守っているのだなと改めて実感した。

 

自衛隊の仕事術

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2011年3月11日に東日本大震災が起きたとき、自らも被災者であるにもかかわらず、
自らの家族が犠牲になったにもかかわらず、人命救助と復興におのれの命も顧みず
全力を尽くす自衛隊の姿をご覧になったでしょう。

彼らはあの極限状態の中、なぜあれだけの働きができたのか、
その行動に感服した人も多いはず。

どのような訓練を行ない、どのように日常を指導することで、
あの規律と使命感を持った人間を生み出せるのか。

 


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