先週放送の「ためしてガッテン」で亜鉛欠乏症に関して放映していたのでまとめを。
身体に不可欠な元素「亜鉛」
謎の病とは「亜鉛欠乏症」です。取材したお二人は症状は異なりますが、亜鉛不足と診断され、亜鉛を補充するための薬が出されたのです。
この「亜鉛欠乏症」という病気はイランで1950年代に発見されました。当時の医師が、20歳前後なのに背が低く10歳ぐらいにしか見えない患者を調べたところ、血液中の亜鉛が非常に低い値でした。
そこで医師が治療として亜鉛を与えたところ、また成長が始まったのです。亜鉛が人体の細胞の分裂・活動に必要な元素であることが、初めてわかったのです。では中高年の人の場合、亜鉛が不足するとどんなことが起きるのでしょうか?
まず起きやすいのが味覚障害です。実 は口の中の味を感じる味細胞は入れ替わりが早く、亜鉛が不足すると味細胞が作られなくなります。味を感じることができないため食欲不振になってしまう高齢 者がいると指摘する専門家もいます。また細胞の分裂が低下すると、皮膚の再生速度が遅くなるため、床ずれは治りにくくなります。さらには免疫細胞の活動が 低下するため、さまざまな病気にかかりやすくなります。亜鉛が足りなくなるだけでいろいろな症状が出てしまうのです。
評判になりそうなので売り切れ前に 買ってみました。
このサプリメントには亜鉛の他、銅とセレンも摂取できるようになってました。以下にそれらの
ミネラルの効果と働きを記しておきます。亜鉛
亜鉛の主な働きは、約200種類の代謝に関わる酵素に働きかけます。その他インシュリンの構成成分,ビタミンCとともにコラーゲンの合成に関与,細胞膜の抗酸化など、その作用は15種類以上にもなります。亜鉛が不足すると、肌荒れ,にきび,脱毛,傷の回復の遅れ,インポテンツ,情緒不安定,錯乱などの症状が出ます。
銅
銅の主な働きは、活性酸素の解毒,鉄と共にヘモグロビンの合成,尿酸分解酵素の構成成分となるなどの働きがあります。銅が不足すると、動静脈瘤の原因,心臓の衰弱,体脂肪の参加による息切れやだるさ,骨粗鬆症などの症状が出ます。
セレン(セレニウム)
セレニウムの主な働きは、活性酸素によって酸化された脂質(過酸化脂質)を破壊する抗酸化作用です。また、エネルギーの元となるATPの生成にも関わっています。セレニウムが不足すると、心筋梗塞,筋肉の衰弱,ガンなどの症状が出ます。
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