タクシー運賃は「時間距離併用制」。これは信号や渋滞で止まっている時間にも運賃が加算されるというもので、例えば東京を例に挙げると「時速10km以下走行時は1分45秒ごとに90円」が加算されます。この時間部分の料金がお客さんにはわかってもらえてないのが意外と多い(特にワンメーター・短距離)。
距離メーターと時間メーターは独立している!!
・距離のメーターは累積で288mになると90円上がる
・時間のメーターは累積で1分45秒になると90円上がる (一度目の信号待ちで1分止まってますと発進しても10km走行以下の渋滞状態では45秒後にはメーターが上がります。 - 当然走行メーターも独立してますので走行距離も加算され続けております。)
(※高速道路での走行時には時間併用メーターは適用されません。どんなに渋滞していても距離メーターのみの動作です。)つまり、距離のメーターと時間のメーターが独立して作動しているので、4km乗った場合でいえば、運賃は「最低1340円+時間メーターの分」ということになる。仮に渋滞と信号に引っかかり、合計315秒停止していたとすると、時間分として270円が加算され、合計運賃は1610円になり、2kmあたり710円を超えてしまうということになります。
都心でタクシーを拾われたときに、普段通らない脇道などを通るドライバーがいて不安になることもあるでしょうが優秀なドライバーなら短時間で目的地に到着して安上がりということもありえるのです。
私は銀座界隈を流すことが多く渋滞回避に非常に気を使っておりました。銀座あたりでは数メーターの違いでクレームを言い出すお客さんはいなかったですが、下町ではこの手のトラブルは多いようです。
信号の流れまで把握しているドライバーもおりましたなあ。あ”また思い出したことがあります。
昔新宿でワンメーター上がったとその場で指摘されず会社に通報され数百円の手数料をかけてワンメーター分の返金を会社側がしておりました。(当然乗務員に後で請求が回ってきます。納得できませんでしたが・・・支払いました。)